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ピンタレスト(Pinterest)広告について知ってみよう
ピンタレスト広告とは?
突然ですが、「Pinterest(ピンタレスト)」使ったことありますか?
こんにちは!ディレクターの松永です。
InstagramやX、TikTokは触ったことがあっても、Pinterestは「名前だけ聞いたことがある」という方、意外と多いかもしれません。
Pinterestは、写真や動画を見ながら
「こんな暮らし、いいな」
「次はこんなことをしてみたい」
と、アイデアを探せるサービス。
実はこのPinterest、広告媒体としても優秀なんです。しかも、いわゆる「広告っぽさ」がかなり控えめで
ユーザーからすると「広告を見た」というより、「参考になりそうな情報を見つけた」という感覚になる広告です。
では実際に、ピンタレスト広告とはどんな仕組みで、何ができるのか。
ここから、基本をひとつずつ整理していきます。
他のSNSと、何が違うのか?
SNS広告と聞くと、Instagram、X(旧Twitter)、TikTokを思い浮かべる方が多いでしょう。
ただしPinterestは、そもそも使われ方がまったく違います。
Pinterestは、
・暇つぶし
・フォロワーとの交流
のためのSNSではありません。
ユーザーは、
・部屋のインテリアを考えたい
・次の旅行を妄想したい
・ファッションや暮らしの参考を集めたい
といった「これから何かを決めるため」にPinterestを開きます。
つまりPinterest広告は、購入や申込みのかなり手前にいるユーザーに届く広告。
まだ財布を出していないけど、頭の中ではすでに検討が始まっている。そんな人たちに、先回りで会える場所なのです。
なぜ今、Pinterest広告なのか? 数字で見る市場価値
Pinterestは、日本においてもはや「一部の人が使うサービス」ではありません。
日本国内の利用者数は約1,280万人。(2025年3月時点/第三者調査機関ニールセン調査データ)
これはつまり、10人に1人がPinterestをのぞいたことがある計算なんです。
さらに広告配信の観点で見ると、Pinterest広告で実際にリーチできる日本国内ユーザーは約920万人。人口の約7.5%にあたります。(We Are Social / Meltwater)
「広告としてちゃんと届く市場」が、すでに十分なサイズで存在しているんです。
ピンタレスト広告の特徴
Pinterest広告の特徴は、フィードになじみすぎていること。
あなたは、動画やSNSを見ていて、「あ、広告だ」と気づいた瞬間に反射的にスワイプした経験、ありませんか?
プロモートピンは、その逆をいきます。

↑このように他投稿と変わりない見た目で馴染んでいます。
- 一般ユーザーの投稿と同じレイアウト
- 同じサイズ
- 同じ流れ
だから、
- 売り込み感が出にくい
- スクロールで避けられにくい
- 保存されやすい
Pinterest広告は、「止める広告」ではなく、「置いておく広告」とも言えます。
ピンタレスト広告の主なメリット
これまでの説明で、なんとなくピンタレスト広告がどんなものなのかわかっていただけたかと思います。なので、ここからは「今ピンタレスト広告を始めるメリット」を説明していきますね。
① 競合他社が少なく、先行者メリットが大きい
②「今すぐ欲しい」より「これから欲しい」層に届く
③ 広告感が弱く、嫌われにくいのでクリックされやすい
競合他社が少なく、先行者メリットが大きい
日本では、ほかSNS広告に比べPinterest広告を本格活用している企業がまだ多くありません。
そのため、
- 広告単価(CPC・CPM)が比較的安い
- 同じ予算でも 目立ちやすい
- 業界内で「早く始めた企業」がポジションを取りやすいです。
「これから欲しい」層に届くことで、指名検索・指名問い合わせが増える
Pinterestは、利用しているユーザーの多くが、
- 検討段階・比較段階にいる
- 旅マエ・引っ越し前・開業前など、情報収集中の状態にある
といった「これから欲しい」タイミングで利用しています。この段階のユーザーに対して、商品やサービスを押し売りする形ではなく、アイデアや事例として自然に接触でき結果として、
「覚えてもらう → 保存される → 後日、社名検索される」という流れが生まれやすく、指名検索や指名問い合わせにつながりやすい広告施策となります。
広告感が弱く、嫌われにくい
先ほど特徴いも挙げたように、ピン(画像・動画)は通常投稿とほぼ同じ見た目なので、
- 広告疲れを起こしにくい
- 「参考情報」として保存されやすい
- 後日、再検索・再訪につながりやすい
という特徴がありため、広告がクリックされやすくなります。
ピンタレスト広告はどこに表示される? 配信場所とフォーマット
ピンタレスト広告(プロモートピン)は、ユーザーがアイデアを探している最中に、自然な形で表示されます。
主な配信場所
①ホームフィード
ユーザーがPinterestを開いたときに最初に見る画面。興味関心に基づいて表示されるピンの中に、広告が混ざります。
②検索結果
ユーザーがキーワードで検索したときの結果画面。「北欧インテリア」「結婚式 ヘアアレンジ」など、具体的な目的を持って探している人に届けられます。
③関連ピン
あるピンをクリックして詳細を見ているときに、下部に表示される「関連するピン」エリア。すでに興味を示しているユーザーに、さらに深い情報を届けられます。
いずれの場所でも、広告には小さく「プロモーション」や「広告」というラベルが付きますが、デザインや見た目は通常のピンとほぼ同じ。スクロールしていても、ほとんど違和感がありません。

フォーマット
ピンタレスト広告には、いくつかのフォーマットがあります。
数が少し多いですが、見ていきましょう。
- スタンダード(画像・動画アド)
・通常のピンと同じサイズの画像・動画 - ワイド動画アド(iPhone・androidでのみ表示)
・画面の横いっぱいを使って表示されます。通常の投稿よりも大きく画面占有率も高いため、ユーザの目にとまりやすいのがメリットです。 - カルーセルアド
・ユーザーが横スワイプして見られる複数の画像による広告です。 - ショッピングアド
・ピンタレストで見つけた商品を購入できるようにする広告。商品カタログをピンタレストにアップロードし、その情報をもとに広告を配信します。 - コレクションアド
・メイン画像1枚と関連画像3枚で構成される広告。カタログ的な訴求が可能です。 - クイズアド
・多ユーザーがクイズに答えて楽しみながら、自然に商品やサイトへ興味を持ってもらえる広告フォーマットです。 - プレミアスポットライト
・1日限定でPinterestの主要な場所を独占し、ワイド動画を配信できるプランです。 - アイデアアド
・ユーザーのインスピレーションを刺激し、アクション(購買や保存など)へ繋げるための強力な動画フォーマットです。最大20枚の画像や動画を1つのストーリーとしてまとめられます。
クリエイター(インフルエンサー)が作成したアイデアピンを、ブランドが広告として配信する形式も可能です。




ピンタレストアドの構成
ピンタレストアドは、3つの階層で構成されています。
①キャンペーン
- 広告構造の 最上位の枠組み。
- 目的設定(例:コンバージョン、認知、トラフィックなど)や 総予算 を決める場所。
- これがあるから、どんな戦略で広告を配信したいかが定義される。
②アドグループ
- キャンペーンの中の 中間設定レベル。
- ターゲット、入札戦略、日ごとの予算、広告の配信条件を決める場所。
- 同じキャンペーン内でも、 「リターゲティング用アドグループ」「見込み顧客獲得用アドグループ」 などで分けられる。
③広告(Ads / Promoted Pins)
- 実際にユーザーに表示される広告クリエイティブ のこと。
- Pinterestでは Promoted Pin(プロモートピン) と呼ばれることが多い。
- それぞれの広告には画像/動画・リンク・説明文などがあり、複数の広告を1つのアドグループに入れられる。

「興味がある人」に、最初から届く設計
そんなピンタレスト広告は、ターゲティング精度もかなり優秀なんです。
ユーザーが
・検索したキーワード
・保存したピン
・日常的に見ているジャンル
といった行動データをもとに、興味・関心が高い人へ自動的に配信されます。
さらに、
・過去にサイトを訪れたユーザー
・自社の顧客リスト
を使った配信も可能なんです。
ピンタレスト広告の費用はどれくらい?
ピンタレスト広告を始めるにあたって、多くの方が気になるのが「いくらかかるの?」という点。
結論から言うと、予算は自分で決められます。
最低出稿金額はない
ピンタレスト広告は、あらかじめ決まった定価のない「運用型広告(オークション形式)」です。
極端な話、1日100円からでもスタート可能。もちろん、予算が少なすぎると十分なデータが集まらず効果検証が難しくなりますが、「まずは小さく試してみたい」という企業でも気軽に始められます。
予算設定: 「1日単位」または「期間合計」で、1円単位から自由に設定可能。
最低金額: 公式な最低額はなし(月間数万円〜の少額テスト運用が可能)。
支払い方法: クレジットカードによる後払い方式。
| キャンペーンの目的 | 課金方式 | 課金のタイミング | 向いているケース |
| ブランド認知度 (とにかく見せたい) | CPM | 1,000回表示ごとに課金 | 新商品の告知など |
| 比較検討(サイトに来てほしい) | CPC | 1クリックごとに課金 | サイト誘導・EC集客 |
| 動画視聴(動画を見てほしい) | CPV | 2秒以上の再生で課金 | 動画でのPR |
| コンバージョン (購入してほしい) | CPA | ウェブサイトに登録・購入など細かく設定可能 | 商品購入・会員登録 |
CPM→1,000回表示されるごとにかかる費用のことです。広告が「どれだけ多くの人の目に触れたか」を見る指標・主に認知拡大を目的とした広告で使われます
CPC→広告が1回クリックされるごとにかかる費用のことです。サイトへの誘導や詳細ページへの遷移を目的とした広告で使用・興味を持って行動したユーザー数を把握できます
CPV→動画が1回再生されるごとにかかる費用のことです。一定時間以上再生された場合のみカウントされることが多いです。
CPA→成果(コンバージョン)1件あたりにかかる費用のことです。資料請求、問い合わせ、購入など
広告の最終的な費用対効果を見る指標になります。
まずは少額な費用から初めて見て反応が良ければ徐々に予算を増やし、逆に思うような結果が出なければ一度立ち止まってクリエイティブやターゲティングを見直す。そんな柔軟な調整ができるのも、運用型広告の魅力です。
ピンタレスト広告と相性の良い業界・ジャンル
ピンタレスト広告は、ユーザーが「未来の計画」や「インスピレーション」を探す場所であるため、ビジュアル重視で、計画段階にあるユーザーにアプローチしたい商材と非常に相性が良いです。
- インテリア → 家具・日用品: 部屋の模様替えアイデアとして。
- ファッション → 美容・コスメ: スタイル提案、コーディネートのヒントとして。
- 結婚式・イベント → ウェディングドレスや装飾、パーティーのヒント。
- DIY・クラフト → ハンドメイド: 手作りレシピや工具。
- 旅行・ホテル → 体験: 旅行の計画や映えるスポットを探している層へ。
- 料理・レシピ → 毎日の献立のアイデア。
相性の良い広告目的・戦略
- 認知拡大(ブランディング)
潜在顧客に対して、まだブランドを知らない段階で視覚的に訴求する。 - 購買初期段階のユーザーへのアプローチ
コンテンツを探している能動的なユーザーに商品を届ける。 - ECサイトの売上増
商品数が多い場合、カタログ機能(ショッピングアド)との相性が抜群です。
まとめ ピンタレスト広告は「未来の顧客」と出会う広告
ピンタレスト広告は、今すぐ売るための広告ではありません。
ユーザーの「いつか欲しい」「そのうちやりたい」という気持ちの横に、静かに、でもしつこく存在し続ける広告です。
以上ピンタレスト広告についていかがでしたでしょうか?
Pinterest広告に興味はあるけど、
「うちの業界でも効果あるのかな?」
「まだ検討段階だから、とりあえず話だけ聞きたい」
もちろん、それでも大丈夫です。 情報収集のステップとしてお気軽にお声がけください!
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